押切蓮介さんのホラー漫画『ミスミソウ』の感想(ネタバレあり)

押切蓮介さんのホラー漫画『ミスミソウ』の感想(ネタバレあり) 漫画(マンガ)
押切蓮介さんのホラー漫画『ミスミソウ』の感想(ネタバレあり)

「ミスミソウ」は、田舎の中学校でのいじめを題材にしたホラー漫画です。
アマゾンのキンドルで読むことができる電子版での内容で記載しています。

内容としては、過激なものになっているので、過激な内容で相当、嫌な気持ちというか何とも言えない気持ちになるということを理解したうえで読んでください。

もちろん、怖いマンガが苦手や暗い気持ちになりたくないという方は、読まないでください。

「ミスミソウ」のあらすじ

東京から引っ越した少女がいじめにあっている所から話が始まります。

卒業まで半年というタイミングで田舎の中学校に転校、その学校は卒業のタイミングで廃校となるような状況

いじめがエスカレートして、同級生に家を燃やされてしまう。

自分は、出掛けていて火事に済んだが家族が巻き込まれてお父さん、お母さん、妹が亡くなってしまう。

1巻では火事に会うまで。

2巻では、家族を火事で失った主人公がついに復讐を始める。

火事に関わった同級生を。。

3巻では、主人公の家を燃やした同級生自身も、主人公が復讐をしだしたことに気が付き、やられる前にやってやるという感情が暴走してしまう。

こんな男子生徒と格闘しながら、最終的には・・・

また、転校してから主人公がどんなことがあったのか?にも触れられています。

4巻では、新たな展開になりそうな雰囲気になる。

主人公は自分のしていることを見つめ直すことができるようになっているものの、火事を起こした同級生のひとりが、主人公が殺人をしていることに気が付き、これから、さらにこじれそうな感じが。

5巻では、事件が思わぬ方向に発展していく。

さらに、主人公の味方であった男子も、主人公の決断に納得できない雰囲気を持ち始め、隠されていた凶暴性が顔を出し始める

6巻では、主人公、男子生徒、同級生、さらに担任の先生までが。

怒涛のように展開されるストーリーに、ゾッとしながらも人間の心の葛藤、抑えの効かなくなってしまった凶暴性が悲劇を生んでいく。

人の心の弱さが、学校生活の中でのお互いの気もちの掛け違いにより、事件を引き起こしてしまうことを描いている物語でした。

「ミスミソウ」の感想

まんがの絵は優しい雰囲気のする人間を描いていますが、突如として、抑えの効かなくなった雰囲気をまとった人間の様子へと変貌した際の人間の絵との、ギャップがかなりあり、その部分からも恐ろしさが伝わってくるホラーマンガでした。

気持ちのすれ違いで、これだけの悲劇を産み出してしまうという可能性を示唆しているマンガで、怖さがあるものの、物語に引き込まれてしまい、読み進めてしまいました。

なお、「みすみそう」ですが2018年に実写版として映画が公開されています。

主演は山田杏奈さんです。内容はマンガ版の「ミスミソウ」とは多少の違いがあるものの同じような内容になっています。

もし、映画版のミスミソウを視聴してみたいという場合ですが、動画配信サービスの「U-NEXT」がおすすめです。

アマゾンのプライムビデオの場合、レンタルか購入しかなかったため「U-NEXT」であれば無料の視聴期間が用意されているので、この期間を利用することで無料で視聴できるからです。

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「ミスミソウ」(完全版全2巻)の単行本情報について

出版:双葉社
発売日:2013/3/12
著者:押切蓮介

押切蓮介さんの他のホラーまんがは以下の記事にもあります。

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