『ブルージャイアントシュプリーム』(7巻と8巻)のあらすじと感想(ネタバレあり)

『ブルージャイアントシュプリーム』(7巻と8巻)のあらすじと感想(ネタバレあり) 漫画(マンガ)

ブルージャイアントシュプリーム(BLUE GIANT SUPREME)の7巻と8巻のあらすじや内容をまとめています。

7巻では宮本大・ハンナ・ブルーノ・ラファエルの4人組(カルテット)からなる「ナンバーファイブ」がオランダのホルストで開催された第1回ホルストジャズフェスティバルのオープニングアクトとして演奏するところから始まります。

そして、このフェスティバルに参加したことからその後の大きな展開に繋がります。

また、大と同年代のサックスプレイヤーである「アーネスト・ハーグリーブス」との出会いなどが描かれているのが7巻と8巻です。

さらに、8巻になると、ハンナが以前所属していたバンド「モーレン5」との勝負があります。

「モーレン5」はすでにデビューをしている注目の若手として期待されているバンドでもありますが、そのバンドと同じ会場、同じ時間帯でのライブを実施してお客さんの入り具合で勝負をすることになるという内容です。

以降はネタバレの内容があります。

ブルージャイアントシュプリーム(BLUE GIANT SUPREME)の7巻と8巻のあらすじ

ブルージャイアントシュプリーム(BLUE GIANT SUPREME)の7巻と8巻のあらすじは以下のとおりです。

ブルージャイアントシュプリーム(BLUE GIANT SUPREME)の7巻のあらすじ

7巻はホルストのジャズフェスティバルの話しから。

記念すべき、ホルストジャズフェスティバルの1番手で演奏する大たちだが、圧巻のステージを見せる。

さらに、メインを任されているバンドのサムから、アンコールでの演奏を一緒にやらないか?と誘いを受ける。

もちろん、誘いを受けて、演奏するが、世界のトップベーシストの一人であるサムのフォローによって4人がイキイキと演奏していく。

次の日は、なんと、ノースシージャズフェスティバルの運営をしている、アーサー・ウッドというかたがきて、大たちに挨拶をした。
(これ以降のキーパーソンとなる方です。)

ホルストでのジャズフェスティバルの後、ウッドさんは月に1回は大たちのライブに顔を出している。つまり、ナンバーファイブの演奏に期待していることでもある。

ライブでロッテルダムに来ていた大たちだが、ガブリエルの提案でヨーロッパで最大のジャズフェスティバルである「ノースシ―・ジャズフェスティバル」の会場でもあるアオイアリーナに訪れる。

そのジャズフェスティバルで演ろうと伝えた大だが、突然、お兄さんからのメールが届いたことに気が付き、内容を確認すると、

「父親が倒れた」という内容であった。

大は日本には帰らないと伝えるが、メンバーはみな、口を揃えて帰った方がよいという。

ガブリエルからは変えることは「バンドとしての決定だ」と言われ、欧州に来てから初めて日本に帰ることにした大。

大が日本に旅立ったものの、どうやってライブを続けて行くか?を考えていたメンバーだが、ウッドさんが代理のテナープレイヤーを送り込むとのことになった。

この代理のテナープレイヤーが「アーネスト・ハーグリーブス(アーニーと呼ばれている)」という21歳のUK出身の男性だった。

アーサーさんが送り込んだだけあって、大に負けないほどのサックスプレイヤーであった。
そして、アーネストはすぐにメンバーに溶け込んだ。

アーネストがテナーを吹いていたがナンバーファイブのライブは順調に行われ、途中でニューヨークのタイニーズという世界的にも有名なジャズクラブからアーニーが入っている状態でのナンバーファイブに出演してもらえないかとオファーがあったものの、大ではないということで出演を断った3人であった。

ただ、このことにアーネストは「信じられない!」と怒るものの、大がどんな人物なのか?が気になっている。

というのがブルージャイアントシュプリームの7巻

BLUE GIANT SUPREME(7)

BLUE GIANT SUPREME(7)

  • 作者:石塚 真一
  • 出版社:小学館
  • 発売日: 2019年02月28日頃

ブルージャイアントシュプリーム(BLUE GIANT SUPREME)の8巻のあらすじ

8巻の最初は、アーニーが大の何がそんなによいのか?と3人に聞くところから始まる。

アーニーの方がテクニックが上だとラファエルが伝えるものの、ブルーノが「とにかく言葉では説明できないプレーってことだ」といった言葉に全てがつまっているような気がしました。

そんな話しをしていると、大が戻ってくることがガブリエルの携帯に連絡があった。

その後、ライブ会場に向かったが途中で車が壊れてしまう。

ちょうど、大もライブ会場に向かっており間に合いそうだということで、先にライブ会場で一人で演奏してもらうようにした。

ライブ会場に着くと、大が一人で演奏していた。

アーニーは、そこで初めて大の演奏を聴き、一緒に演奏した。

サックスのソロは大とアーニーで交代しながら演奏し、2人で勝負をしているような感じで演奏した。

演奏後、大はアーニーと年が近いことが分かる。そこから、二人でステージに立つ回数やどのようにプレーするのかを話していくが、考え方が異なる二人のため、言い合いのような様相になっていく。

と、ここでガブリエルがヒートアップしすぎないように止めに入りつつ、二人の演奏を見た意見を伝えた。

アーニーの演奏は美しい作品で、美しい作品は次のプレーの予想がつく、一方、大の演奏は全力でスタイルがなく次のプレーも予想できないと伝える。

と、こんな感じで真逆のスタイルでの演奏であり、この後も二人のライバル関係が続く。

この後、ナンバーファイブのメンバーはラファエルの故郷であるフランスで演奏する。

さらに、ライブ会場では「モーレン5」というハンナが以前、所属したいたバンドと同じ時間帯でライブをやることになっていた。

このライブはアーサー・ウッドが企画したもので、「モーレン5」というヨーロッパでも有名な若手バンドと「ナンバー5」を競い合わせようとするものであった。

さらに、大はラファエルの演奏に変化を求めていた。大はアーニーに会って刺激を受けてさらに上を目指そうとし、ハンナもブルーノも変わってきていることもあり、ラファエルにも変化を求めていた。

ラファエルは自分のスタイルを変えることに抵抗があったものの、変化を受け入れることにした。

さらに、そのライブにはハインドルさんも来ており、演奏前のナンバー5のメンバーに挨拶をしたこともあり、ラファエルも挑戦することを決めた。

演奏が終わり、アンコールになったが、最初はドラムのラファエル一人でドラムを叩くことにした。

その後、他のメンバーが演奏を始めるような形にした。

この日の演奏は2回あり、2回目の演奏は1回目の演奏を聴いたお客さんが、もう一度、聴きたいと思わせる演奏をした。

そのため、そのまま残っているお客さんに1回目はモーレン5の演奏を聴いていたお客さんも加わり、満席となった。

そして、次の日にはさらに、お客さんが集まった。大たちの演奏が、SNSでウワサになっており、その影響もあって開場前からお客さんが集まっていた。

最終的には、モーレン5よりも大たちはお客さんを集めることができ、ライブが終了したというのがブルージャイアントシュプリームの8巻です。

BLUE GIANT SUPREME(8)

BLUE GIANT SUPREME(8)

  • 作者:石塚 真一
  • 出版社:小学館
  • 発売日: 2019年06月28日頃

ブルージャイアントシュプリーム(BLUE GIANT SUPREME)の7巻と8巻の感想

ついに主人公の宮本大のライバルとなるサックスプレイヤーが登場した。

同年代のイギリス出身のアーニーこと、アーネスト・ハーグリーブスです。

大とは真逆のプレーをするため、対比されながら描かれています。

同年代ということもあり、最初はお互いに譲りませんが、最終的にはお互いがお互いを認めつつ、切磋琢磨していく関係になるところも、ブルージャイアントシュプリームに引き込まれていく、マンガの魅力の一つかと思います。

また、ビジネスとして大とアーニーをうまく競い合わせながら、いろいろと計画を企てていく、ハイドルさんとアーサー・ウッドさんの関わり方も巧妙に描かれているという印象を持ちます。

ただ、この二人が想定していた以上の演奏をしていくナンバーファイブのメンバーの成長、変化というのも、ブルージャイアントシュプリームに引きまれてい面白さの一つでもあります。

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