ブルージャイアント(BLUE GIANT)は高校生の宮本大(みやもとだい)がテナーサックスを通じて様々な人と出会い、自分の目標である「世界一のジャズプレイヤーになる!」という夢を追い求めていく姿を描いた漫画です。
中学生の卒業記念で友人に誘われて訪れたジャズのライブを見て、心を打たれたことをきっかけにサックスを吹くことを決めた主人公の宮本大。
1巻から4巻までが仙台での高校生時代の宮本大と師匠である由井との出会いやサックスの技術を学んでいく様子が描かれている。
これ以降はネタバレがある内容のため、内容を知りたくないようであれば、ここまで読むのを止めてください。
ブルージャイアント(BLUE GIANT)の1巻と2巻のあらすじ
ブルージャイアント(BLUE GIANT)の1巻から4巻までが仙台での話しとなりますが、1巻と2巻のあらすじは以下のとおりです。
ブルージャイアント(BLUE GIANT)の1巻のあらすじ
高校生3年間は川原で毎日、一人でそれも独学でサックスを吹いて練習していました。
部活はバスケをやっていたものの、バスケとともにサックスも毎日、自己流で、ジャズの音楽を聴きながら、練習していました。
そんなある日、サックスのリードを購入している楽器店の店長との何気ない会話の中でリード代が高くて、竹でリードを作って吹いていることを言うと、感心されて、川原ではなくてもっと吹くのによい場所を教えてもらいます。
そこが「トンネル」でした。
この楽器屋の店長との会話がきっかけでその後、少しずつ道が開けてきます。
まずは、ライブに参加できるようになったこと。
店長の知り合いのジャズバー「バード」でサックスを吹けるようになりました。
が、最初のライブではお客さんに「うるさい!」「金を払って音楽聴きに来てんだべや」と言われて、散々な結果。
楽器屋の店長もサックスを聴きに来ていたため、文句を言われた落ち込んでいる大に話しかけましたが、その声も届かずに、ひとり帰ってしまう大
ただ、その後もめげずに練習を続けることはしていました。
というところまでが、1巻の内容です。
ブルージャイアント(BLUE GIANT)の2巻のあらすじ
意気消沈していた大ですが、夏祭りの日の夜に、好意を寄せていた三輪さんが会いに来てくれた。
ジャズをきかせて、喜んでいる姿をみながらニヤリとする大。
遅くなったので三輪さんを家まで送るがその途中で、酔ったおじさんが路上ライブをやっている若者にからんでいるのを見かけて、止めに入った大。
この時の酔っぱらいが、この後、指導を受けることになる由井であった。
ジャズバー「バード」の店主の川西さんが大が練習している川原に来て、大の演奏について「何かある気がしている」と感じ、どうしても会ってほしい人がいると、そのままお店に行くことに。
そこにいたのが、先日、会った由井(路上ライブの若者に絡んでいたおじさん)であった。
会ってすぐに、大に演奏するように促し、その様子を見ながら、由井がピアノを弾く、そのピアノに支えられているという感覚を抱き、さらに演奏を進める。
一方、由井はピアノを弾きながら大の演奏を分析していく。
演奏が終わって、由井が大にいった感想は「ヘタだ。」であった。
ただ、その演奏を聴いた、川西さんは「こんな音の店したかったんだよなあ・・・」と感動して涙を流す。
その後、由井が「オレが君に、サックスを教える。」と伝え、いよいよ、物語が始まる。
由井からサックスの吹き方の基本を徹底的に叩き込まれる。
また、由井からは
「オレの音はよくても感動、お前はその上・・・」
「お前の音は人を「圧倒」できんだよ」とも言わる
次に、話が変わって三輪さんと仙台で開催される「ジャズフェスティバル」に行くことに、そこで、一通りのライブを楽しんだ後、大は路上でパフォーマンスをすることに。
大がサックスを吹き始めるとみるみる周りの人が足を止めて聞き入ることに。
ただ、フェスティバルのスタッフの方に注意されてやめることになってしまう。ただ、周りの人からは拍手を送られ、三輪さんからは「宮本大のサックス、本物なんだね」と言われる。
2巻の最後に、大がサックスを手に入れた話が出てくる。高校生には高いサックスですが、兄からプレゼントされたものであった。
弟がやりたいと言っていたサックスを働きだした兄が初任給で購入してプレゼントとしたものであったと。
ここまでが2巻の内容。
ブルージャイアント(BLUE GIANT)の登場人物
ブルージャイアント(BLUE GIANT)の1巻と2巻で登場する人物で主要なメンバーは以下のとおりです。
宮本大(みやもとだい)
主人公で高校3年間は我流でサックスを吹き続けている高校生
世界一のジャズプレイヤーになることを目標に川原でサックスを吹き続けている。
小熊さん(おぐまさん)
ひろせ楽器の店長、リードを購入する大を気にかけ、初めてのライブに参加させることために準備をしてくれた
川西さん(かわにしさん)
ジャズバー「バード」の店主。
三輪舞(みわまい)
宮本大と同じ高校の同級生で水泳部。宮本大のサックスに興味を持っている。大が好意を寄せている女の子。
→「ブルージャイアント(BLUE GIANT)の三輪舞(みわまい)さんとのその後は?」の記事へ
由井さん
大にサックスの指導をした人物。自分自身もサックス奏者でアメリカでジャズプレイヤーを目指していた過去がある。
ブルージャイアント(BLUE GIANT)の感想
自分がやりたいと思ったサックスを独学で毎日、とにかく吹き続けていた主人公の宮本大。
その好きだという気持ちとやり続けていることで、自分の道を切り開いていく様子がグッとくるマンガです。
昔、自分もすきなことに打ち込んでいたという方にも、心をつかまれる部分があるかと思います。
サックスを吹いている様子は描かれているものの音が聞こえてくるはずはありませんが「漫画から音が聞こえてくる」ともいわれていることもあり不思議と音が聞こえてきそうな感じがあるのが、ブルージャイアント(BLUE GIANT)です。