ブルージャイアントシュプリーム(BLUE GIANT SUPREME)は、テナーサックスを吹いている主人公の宮本大がドイツへ渡り、ジャズをやる仲間を探しながら自分の目標である「世界一のジャズプレイヤーになる!」という夢を追い求めていく姿を描いたマンガです。
東京で「JASS」という3人組のトリオで演奏していましたが、日本一のジャズクラブである「ソーブルー」での演奏後、そのトリオを解散して、ドイツに渡ったところから物語がはじまります。
なお、ブルージャイアントの内容について知りたい方は以下の記事をご覧ください。
ヨーロッパ(欧州)に渡り、いかに仲間を探して、どのように成長していくのか?が描かれているのが「ブルージャイアントシュプリーム」です。
ブルージャイアントシュプリーム(BLUE GIANT SUPREME)の1巻と2巻のあらすじ
ブルージャイアントシュプリーム(BLUE GIANT SUPREME)の1巻と2巻のあらすじは以下のとおりです。
ちなみに、2巻になっても一緒に演奏するメンバーが決まりません。
ブルージャイアントシュプリーム(BLUE GIANT SUPREME)の1巻のあらすじ
大はドイツミュンヘンに着いた
ドイツで泊まるホテルは日本で見つけていた宮本大。
ドイツについてまずホテルへ行き、その後練習できる場所を探しに行った
橋の上で練習しようとしたが警察に注意され練習できなかった。
見知らぬ異国の地、言葉も分からない中、それでもめげずに練習できる場所を探し、橋の下で練習できる場所を見つけた。
そして、いつものように練習を行う。
大が泊まるホテルの同部屋の住人はウクライナ人であった。
ドイツ二日目の夜、ドイツのジャズ店に入りどんな様子でジャズをしているのか見た。
その店でジャズをプレイできないかと聞いてみたが断られた。
次の日はもう少し大きなジャズ店に行き、そこでプレイ出来るか聞いてみたが、やはりできなかった。
アジア人というだけで断られているような気もしている大であった。
人前で演奏できなかったが、練習は続けた。練習しているところに通りかかったおばさんがいた。
言葉は分からなかったが、サックスを聞かせて欲しいというは分かった大であり、全力で演奏した。
たまたま入ったお店でコーヒーを飲んでいると声をかけてきたドイツ人がいた。
クリス・ヴェーバーという大学生で大のことを D と呼ぶことにした。
ダイは死ぬを意味してアンラッキーな名前だねということで D と呼ぶことにした。
さらに驚いたことに俺のアパートに来いということで泊めてもらえることになった。
また家賃は払わなくていいと、ただビール代を払ってくれ(クリスの身体はビールでできているんだといわれる)という条件の下で、アパートに居候させてもらえることになった。
さらに驚いたことに大がプレイできるジャズ店を一緒に探してくれ、交渉もしてくれた。
次の日クリスが吹かせてくれるお店を見つけてくれた。
お店を見つけただけでなく。さらに、お客さんも集めると言ってくれた。
クリスは自分の友達に声を掛けなんとかお客さんを集めた。
いざ演奏しようとする大であったが、演奏の前には通用するのかどうか心配になった。
演奏をしながら自分の音が届いていないというのを感じたが、それでもよりスピードを上げて強い音で演奏した。
演奏後、感動したと言われるも、言葉がいまいち分からず、半信半疑で言葉を受け取った大であった。
ただ、クリスの、友達はかなり、驚いたようで次の演奏はいつなのか?あんな感じのCDは手に入るのか?と友達に聞かれたうえに、さらに、演奏したお店の店主が次も演奏してもらえないか?とも話しをしてきた。
初めてのドイツでの演奏を終えた大の様子をみて、クリスは大にサインをくれと言う。
サインをくれと言われた大は、「オレが活躍する」と信じてくれる人がいることに感動した。
わずかではあるが、手応えを感じることができた大であった。
ここまでが、ブルージャイアントシュプリームの1巻の内容です。
ブルージャイアントシュプリーム(BLUE GIANT SUPREME)の2巻のあらすじ
2回目の演奏の時はお客さんが一気に増えた といっても1回目は10人ほど、2回目は1回目に演奏を聞いてくれた人が
友人を呼んでくれて倍以上に増えた そして、1曲弾き終わると大が驚くほど長く拍手をしてくれた。
そして、演奏が終わると皆が凄かったと大に伝えた。
ただ、大はひとりで演奏するには限界があると思い、仲間を探すためにミュンヘンを離れる予定だと伝える。
そして、別れる間際にクリスがなぜ、これほどまで、大にやさしくしてくれたのかを話した。
ミュンヘンを離れるまでの間にも、いろいろなジャズクラブに行き、仲間を探していたが、
ついに、一緒に組みたいと思わせるメンバーに出会う。
それが、「ハンナ・ペータース」という女性のジャズベーシストであった。
ライブが終わった後に、お店の外でハンナが出てくるのを待ち、出てきたところで話しがあることを伝え、一緒に演奏したいことを伝えるが、もちろん、断れる。
ただ、バンドのツアーが終わったらハンブルクに帰ることは聞き出せた大であったため、次に行く街をハンブルクに決めた。
大がハンブルクに行くことに決めたことを知ったクリスは友人とささやかであるがお別れ会を実施した。
クリスの友人たちは大にハンブルクの地図や、その地図にジャズクラブの場所を記載したりと別れを惜しんだ。
ハンブルクに着いた大はさっそく「ハンナ」を探す。
楽器屋に入って、そこの店主に「ハンナ」のことを聞いたが、知らないと言われる。
このお店の店主が「ボリス」といい、地元ではジャズ通で地元の情報に精通している方であった。
次の日も大はボリスさんの店に行き、今度はリードを購入した。
大の親指をみたボリスさんは、大がサックスを吹いていると思い、話をした。
その中で、大のサックスを見て吹かれている楽器だと感じた。
また、大にこの店がハンブルクで一番古い店でジャズの情報は自然と自分のとこに集まってくると伝えたうえで、でも「ハンナ」のことは知らないと伝えた。
それでも、「ハンナ」を探す大であったが、なかなか見つからない。
飛び入りで演奏できるお店を教えてもらっていたので、飛び入りで演奏できる日にお店を訪れ、演奏をした。
ドイツに来て、ひとりでサックスを吹いていた大であったが、他の楽器と一緒に演奏することで自分が楽に演奏できることを再認識した。
また、このお店で演奏していたことで大がハンブルクにいてハンナを探していることが、ハンナ自身に伝わる。(ハンナの友人が大の演奏を聴いており、大がハンナのことを探していることも分かったが、この友人も大が変な人だと思いあえてハンナの友人であることは伝えなかった)
さらに、ボリスさんも大のことが気になり、「ハンナ」の情報を探していた。
そして、なんと、ハンナの情報を得て、直接、ハンナに会いに行った。
もちろん、大がハンナを探していることを伝えるために、そして、出会った日に大の演奏予定があることを伝えた。
その日、大の演奏を聴きに行ったハンナは自分が腹立たしいと感じた。
・大の力をみくびっていたこと
・大の音について大が説明しなかったこと
・これだけの演奏をするのに大が無名だということ
・大と一緒に演奏することに少し怖じ気づいていること
と、ここまでがブルージャイアントシュプリームの2巻の内容です。
ブルージャイアントシュプリーム(BLUE GIANT SUPREME)の1巻と2巻の登場人物
宮本大(みやもとだい)
「世界一のジャズプレイヤーになる!」という夢を追い求めてヨーロッパのドイツに来た大。どのように仲間を作って演奏していくのか。
クリス・ヴェーバー
ミュンヘンのカフェで大に声をかけ自分の家に泊まらせた人物。大のために演奏できる場所を探したりお客さんを集めた。ヨーロッパに来て、大が最初にサインをした人物でもある。
ボリスさん
ハンブルクで一番古い楽器店の店主。大はボリスさんのおかげでハンナとハンブルクで出会うことができた。
ハンナ・ペータース
小柄の女性でジャズベーシスト。大から一緒に演奏しないかと話を持ち掛けるが最初は断ったが、その後、一緒に演奏することに。
ブルージャイアントシュプリーム(BLUE GIANT SUPREME)の1巻と2巻の感想
欧州に活躍の舞台を求めた宮本大。
なかなか演奏する機会も得られず練習の日々であったが、不思議と協力者が現れる。
ミュンヘンで演奏できるジャズクラブを探してくれたクリスや、ハンブルクで訪れた楽器店のボリスなど、大のまっすぐな想いに協力を惜しまない人々の存在によって、大はメンバーを集めていく。
どのようにメンバーが増えていくのかが楽しみです。