ブルージャイアントシュプリーム(BLUE GIANT SUPREME)の9巻と10巻のあらすじや内容をまとめています。
9巻ではナンバーファイブのレコーディングから始まり、そのCDはそれまで主人公の宮本大(みやもとだい)に関わった人々もそのCDを購入する。
そして、大と同年代のイギリスのサックスプレイヤーであるアーニーとともに、ジャスフェスではなくロックフェスに出演することに。
完全アウェーの状態にもかかわらず、観客をアッとする演奏をみせていく大とアーニー、さらに、演奏後に、周囲をアッと言わせる言動をとる大。
世界一のジャズプレイヤーになるを夢に向かって、確実に歩みを進めていく大の様子に引き込まれていく、9巻と10巻です。
以降はネタバレの内容があります。
ブルージャイアントシュプリーム(BLUE GIANT SUPREME)の9巻と10巻のあらすじ
ブルージャイアントシュプリーム(BLUE GIANT SUPREME)の9巻と10巻のあらすじは以下のとおりです。
ブルージャイアントシュプリーム(BLUE GIANT SUPREME)の9巻のあらすじ
ブルージャイアントシュプリームの9巻の最初はレコーディングの話しから始まります。
ハインドルさんからレコーディングのオファーが来たということで、その話を受けることにした大たちは早速、2日間でレコーディングをすることになる。
レコーディングを担当するのは「ノア・ヴァッサーマン」という方です。
早速、レコーディングを始めるわけですが、大たちの演奏、特に音量に驚きを見せるヴァッサーマンでした。
通常は3テイク以上やっても意味がないと考えていたヴァッサーマンでしたが大たちは本物かもしれないと感じ、考え方を変える必要がありそうだと考える。
また、自分自身をチームの1人だと大に言われたことで、そんなことは言われたことがなかったこともあり、「ナンバー5が特殊なバンド」と感じ、どうすればよりよいレコーディングができるかを考える。
そして、導き出した答えが「1曲目からラストまで通して、1テイク、一発でアルバムの全てを録音すること」だと伝えた。
その提案を受け入れた大たちは、最初から最後まで通しで演奏してアルバムを作成した。
出来上がったCDは、これまでの大の演奏にかかわった人たちによって、広がりを見せていった。
また、アーニーも同じタイミングでCDを出しており、2組の相乗効果もありジャズ界では話題となっていた。
そんなタイミングでハインドルさんとアーサー・ウッドはこの2組をジャズフェスティバルではなく、ロックフェスティバルに出演させようと画策を始める。
水面下ではそんなことが検討されていることを知らない大たちはツアーの終点であるベルリンに戻ってきた。
そのタイミングでブルーノは、4人で初めてライブをしたジャズクラブに再度、出演させてくれないかと交渉しに行きました。
最初は断られましたが、大は「失敗したという汚名を残してはならないプレーヤーだから」ということを伝えて、再度、ライブを実施させてもらえることになりました。
そして、このライブでハンナ・ブルーノ・ラファエルは大の演奏が自分たちでは追いつけなくなっているくらい進化していることを感じる。
そして、ライブが終わった後にハインドルさんから連絡があって、ヨーロッパ最大級のロックフェスへの出場が決まったとガブリエルが伝えた。
また、大を除いた3人は、大が飛びぬけて進化している感じていた。それと同時に、今後がどうなるかが分からないとも感じていた。
話しがロックフェスに移り、アーニーの話しになる。
ロックフェスのリハーサルを行っているときに、アーニーはロックフェスの他の出演者ともめ事を起こす。
相手はロック界の大御所であるが、その大御所はジャズバンドが出場することを快く思っておらず、「一体なんのフェスだ!?ジャズ救済のイベントかよ!SAVE JAZZか!?」と暴言を吐いた。
そのことに腹を立てたアーニーはその大御所に対して「20年前とちっとも変っていない・・・や、むしろ落ちたか?」
「ただただ自分のコピーしてりゃ、金がもらえる商売なんて。」と言い返し、険悪なムードを作ったところで9巻が終わる。
ブルージャイアントシュプリーム(BLUEGIANTSUPREME)の10巻のあらすじ
10巻ではロックフェスの前日の様子から始まる。
フェス会場の最寄りの駅からフェスの雰囲気に慣れるために歩いて会場に行き、リハーサルを行う。
駅から歩くシーンでは大がハンナの楽器を持って歩く様子が描かれていますが、どんな時も人に楽器を渡さず、必ず自分自身で持って歩いていたハンナですが、ついに、その楽器を大にゆだねたところが描かれています。
この様子には、ブルーノ・ラファエルも驚いた表情をしていました。(仲間への信頼も増している証拠ですね)
リハーサルが終わり、その日のよるにたまたま、同じレストランにアーニーがいた。
アーニーから声をかけてきて、リハーサル時にロックの大御所とモメたことを伝えた。
その話を聞いた4人はリハーサル時に雰囲気がおかしかったことを理解した。
その後、食事が終わって店を出た4人とアーニーたちでしたが、お店の外に世界的スパースターのオリバーがいて、人が集まっていた。
自分たちには人が集まってこないが、オリバーには人の輪ができていることを見ると心配になったが、そんな時にベルギーからサイモンという男性が「ジャズの皆さんですよね」と声をかけてきた。
アーニーに挨拶をして、大にも挨拶をしたが、日本語で「ガンバテクダサイ」と伝えられた。
ロックフェスの当日、ロックに熱狂しているお客さんを見れば見るほど、緊張感が高まっていく4人であった。
控室にいっても外のフェスの音が聞こえて緊張感が高まるばかり。
大は、演奏が近いが挨拶をしてくると伝え、ロックを演奏する他のグループに挨拶をした。
アーニーともめたロックバンドにも挨拶をするが、握手をしようとしても拒否され、せいぜい頑張ることだな、とあしらわれるが
「オレは尊敬しています。クソロックを」と伝え、挨拶周りを終える。
他のメンバーのもとに戻ってくるが、手の震えが止まらない大。
演奏の時間も差し迫っている中で、自分たちの演奏のイメージをし始める大。
最初の演奏、ブルーノが演奏をし始めると「観客がグッと惹きつけられてるよ!」と説明し、次のハンナのソロに入る。
ハンナがソロを演奏するタイミングでは、「凄え静かでハンナのベース音しか聴こえない」と伝え、観客が集中して聴いていると伝える。
次に、ラファエルのソロが始まり、「叩けてるなんてもんじゃない!」と伝え、
最後に、大のソロに入るタイミングで、他の3人に「行こう。」と伝える。この時には、手の震えは止まっていた。
いざ、ステージに立つとヤジが聞こえ、紙コップがステージに投げ込まれる。
が、そんなことは一切気にするそぶりをみせることなく、演奏を始める。
すると、少しずつ、大たちの音が気になりだす。
ブルーノのソロで一気に観客が引き込まれていき、スマホで様子を撮影しだす人もでる。
そして、ハンナのソロ、ラファエルのソロと続き、このタイミングでは声を出して声援を送る、観客もあらわれて、大たちの音に魅了されていく。
そして、大のソロによって、一気に観客のボルテージも上がっていく。もはや、ジャズやロックなど関係なく、盛り上がりをみせていく。
大のソロ中に、世界的スーパースターのオリバーも、なんと観客席から様子をみていたが、オリバーの存在を気にする観客など全くいなかった。
観客はもちろんのこと、会場をセッティングしたスタッフでさえも驚くくらいの圧巻のパフォーマンスを見せたナンバー5であった。
ナンバー5のあとはアーニーたちのバンドであったが、アーニーが登場した時点ではロックフェス会場にも関わらずジャズへのアウェイ感がこんなにも少なくなっていると感じれるほどの状況であった。
そして、演奏が終了した後に、オリバーが大のもとにやってきた。そして、大に
「今度のオレ達の世界ツアーに参加してくれないか?」とオファーを受ける。
大は「もちろん」と伝えるが、さらに言葉を続け
「ボクらのステージで歌ってくれますか?どうですか?」と伝える。
そこにいた人たちが全員、あっけにとられるが、オリバーから「ハハハハハハ!!面白い奴だな、君は。」と言われ、去っていった。
一方、アーニーはモメた大御所から声をかけられ、2つ頼みがあると言われる
ひとつは謝罪で、もうひとつはステージに一緒に立ってほしいというオファーであった。
その後、フェスが終わり帰ろうとしていたサイモンが、大たちを見つけた。
昨日までは気安く声をかけられたのに、もう声もかけられないほどに遠くに・・・と思っていると
大がサイモンに気が付き、声をかけて、来てくれた。
大はサイモンに「あなたのおかげでとても心強かったです。どうもありがとう!」と伝えてハグをした。ということで、ロックフェスの話しが終了する。
次の日、ホテルで朝食をとっているところにアーニーが現れて、大をドライブに誘う。
ドライブ中、ハンナ、ブルーノ、ラファエルの話しをしながら、アーニーが大に今後のことを聞く。
アーニーは、大が旅立つと感じており、そんなこともあり、大をドライブに誘ったというところで10巻が終了する。
ブルージャイアントシュプリーム(BLUE GIANT SUPREME)の9巻と10巻の感想
レコーディングを担当した「ノア・ヴァッサーマン」という方の印象が特に残っています。
最初から最後まで通してレコーディングをしようと提案しただけでなく、途中で見せる座りながらのガッツポーズだけでなく、レコーディングが終わった後の喜び方など、キャラクターとしての出番は、このレコーディングだけでしたが、その喜び方、アーティストと一緒にレコーディングをしている感じが印象に残っています。
そして、ロックフェスへの出場。
アーニーが巻き起こした事件に巻き込まれる大たちナンバー5のメンバーですが、ロックを見に来た観客たちを圧倒する演奏で、見事に観客を魅了したところなど、読んでいてこちらもスカッとするような気持にさせてくれました。
勝手に自分の中で音楽を作って聴いているような感じでした。
そして、ロック界のスーパースターであるオリバーからツアーを一緒に回ってほしいと言われても、OKしながらも、自分たちのライブにも出てくれという点など、周りも信じられないという行動をとる大の鈍感力なのか、自分の演奏に自信を持っているのか?
とにかく、その行動でも周りをも圧倒する大の感覚に納得させられてしまいます。
演奏前は緊張しているものの、どんな時もその時の全力でライブだけでなく、練習もしていることが、最終的には自信をもってステージに立ち、観客を圧倒する演奏ができる秘訣ではないかと思いました。
日々、自分のできる全力でサックスを吹いている大であり、日々の積み重ねがあるからこそだと読めば読むほど、実感できる漫画がブルージャイアントシュプリームだと感じました。